Claude Max 20xがUltraに改名。5時間制限の撤廃と料金の違いを解説

AnthropicがClaudeの有料プランを見直し、最上位の「Max 20x」を「Ultra」に改名したと報じられています。認証済みのアカウントでは、5時間ごとの利用制限がなくなるとも伝えられています。発表は10月31日(米国時間10月30日)です。

ただ、「Claude Maxは今どの名前になったのか」「5時間制限はいつ、誰から外れるのか」「無制限になったのか」が分かりにくいという方も多いのではないでしょうか。名称の変更と5時間制限の見直しが同時に起きたため、改名後の姿を正確に追うのは簡単ではありません。

そこで本記事では、次の点を整理します。

  • Claude Ultraとは何か、Pro・Max・Ultraの料金と使用量はどう違うか
  • 5時間制限が外れる条件と、週間上限が残る点
  • 日本企業がClaudeを契約するときの見方(解釈として分けて記載)
  • 確認できていることと、確認できていないこと

本記事は、Claudeの公式サポート記事と料金ページ、およびテクノエッジなどの報道に基づいています。報道ベースの内容には「と報じられています」と付け、事実と解釈を区別して書きます。

「社内でClaudeを使い始めたいが、プランや使用量の考え方を整理できていない」という方は、リベルクラフトへご相談ください。

⇨リベルクラフトへの無料相談はこちら

Claude Ultraとは。Claude Max 20xの改名で何が変わったか

Claude Ultraは、Claudeの有料プランの最上位にあたるプランです。従来の「Max 20x」が改名されたもので、公式のサポート記事では「Max 20xプランはUltraプランに名称変更された」と説明されています。Claude Maxという名前で調べていた方は、最上位のMax 20xが今はUltraと呼ばれる、と覚えておくと整理しやすくなります。

今回の発表の要点は、次の4つです。

  • Max 20xプランがUltraプランに名称変更されました。
  • 既存のMax 20x契約者は、手続きなしでUltraへ自動的に移行し、価格は変わりません。
  • 認証済みアカウントでは、5時間ごとの利用制限がありません。
  • 発表は10月31日(米国時間10月30日)で、Anthropicの公式Xアカウントの投稿で明らかにされたと報じられています。
Max 20xのUltraへの名称変更、自動移行と価格据え置き、認証済みアカウントの5時間制限なし、発表日を4点にまとめた図解

図解:Claude Ultraの発表内容を4点に整理

名前の対応関係

テクノエッジの報道によると、従来の「Max 5x」はシンプルに「Max」になり、最小の「Pro」は名前も内容も変わりません。旧名称と新名称の対応は、次の表のとおりです。

旧名称新名称変更点
ProPro名前も内容も変更なし
Max 5xMax名称のみ変更
Max 20xUltra名称変更と5時間制限の撤廃(認証済みアカウント)

この表から読み取れるのは、仕組みが変わったのはUltraだけで、ProとMaxは名前の整理にとどまる点です。以降は新名称で書きます。

Claude Ultraは、現在、月額サブスクリプションのみで提供されていると公式のサポート記事に書かれています。

Claude Maxの料金とProとの違い。Pro・Max・Ultraの使用量を比較

ここまでで名前の対応を確認しました。次に、3つのプランの料金と使用量の違いを見ていきます。Claude Maxの料金や、Claude ProとMaxの違いを調べている方は、まず次の表を押さえてください。

項目ProMaxUltra
月額(Web購読)20ドル(年払いは月17ドル相当、200ドル一括)100ドル200ドル
Proとの使用量の比較基準(1倍)5時間ごと・週ごとともに5倍週間で10倍
5時間ごとの制限ありありなし(認証済みアカウント)
月額分のAPIクレジット記載を確認できず100ドル分200ドル分

情報源は、Claudeの料金ページと公式のサポート記事です。Ultraの200ドルは、Web購読の価格です。公式のサポート記事は、モバイルでは価格が異なる場合があると注記しており、その具体的な価格は確認できていません。

この表から読み取れるのは、Ultraの違いが「使用量が増えること」だけでなく、「5時間ごとの制限という区切りがなくなること」にある点です。

MaxとUltraは、どちらも混雑時の優先アクセスと、高度な機能の早期アクセスを含むと報じられています。違いは、使用量の大きさと、5時間ごとの制限の有無です。

Pro、Max、Ultraの料金と使用量、日本向けのドル表示を4点にまとめた図解

図解:3プランの料金と使用量の違い

単価は変わらない

使用量あたりの単価は、プランによって変わらないと報じられています。テクノエッジによると、週間の上限が5倍なら価格も5倍、10倍なら価格も10倍で、上位プランを契約してもトークン単価は割安になりません。トークンとは、AIが文章を処理するときの最小単位のことです。

この点は、料金の数字からも確かめられます。Proの月払い20ドルを1倍とすると、5倍のMaxが100ドル、10倍のUltraが200ドルで、1倍あたりの価格はいずれも20ドルになります。これは掲載された価格からの単純な計算です。Ultraは「割安に使える上位プラン」ではなく、「大きな使用量を、制限の区切りなしで使うためのプラン」と考えられます。

Claude 5時間制限の撤廃とは。認証済みアカウントの条件と確かめ方

料金と使用量の違いを確認したので、次に今回の最大の変更点である5時間制限の撤廃を詳しく見ます。5時間制限とは、一定の時間内に使える量に上限を設け、その上限に達すると、時間が経つまで待たされる仕組みです。Claudeのプランでは、この区切りが5時間単位でした。

公式のサポート記事は、Ultraについて「認証済みアカウントは5時間制限がなく、週間の上限の範囲内で自分のペースで作業できる」と説明しています。ここで大切なのは、撤廃の対象が「認証済みのアカウント」に限られる点です。

認証済みアカウントとは

公式のサポート記事によると、不正や悪用を防ぐため、Ultraのアカウントはアカウントや支払い履歴などの要素をもとに、自動で認証されます。

アカウントが未認証の間は、一時的な制限が適用されます。この制限は、アカウントが認証されると自動で解除されます。

電話番号認証との違い

決済時に行う電話番号の認証は、別の手続きです。公式のサポート記事は、決済時の電話番号認証では5時間制限は外れない、と明記しています。「決済のときに電話番号を認証したのだから、制限は外れているはず」と考えるのは誤りです。

自分のアカウントが認証済みか確かめる方法

認証済みかどうかは、次の手順で確かめられます。

  1. Claudeの設定を開きます。
  2. 「Usage」(使用状況)の画面を表示します。
  3. 「Current session」のバーが表示されているかを見ます。
  4. バーが表示されなければ、認証済みと判断できます。
既存のMax 20x契約者の自動移行、段階的な展開、自動での認証、通知メールを並べた図解

図解:5時間制限が外れるまでの流れ

制限がなくなると、通知メールが届くと報じられています。表示は段階的な展開のため、契約者でも切り替わりに遅れが出る場合があると伝えられています。

Claude Ultraにも週間上限は残る。Claudeの制限と使用制限の仕組み

5時間制限がなくなると聞くと、「無制限になった」と受け取りがちです。しかし、Claudeの制限は5時間制限だけではありません。ここでは、Claudeの制限と使用制限の全体像を整理します。

制限は2種類ある

Claudeの使用制限には、時間の区切りの違う2種類があります。

  • 5時間ごとの制限:5時間という短い区切りで使える量を制限します。Ultraでは、認証済みアカウントで撤廃されました。
  • 週間の制限:1週間で使える総量を制限します。Ultraでも残ります。

この整理から分かるのは、今回撤廃されたのは短い区切りの制限だけで、1週間の総量には上限が残る点です。公式のサポート記事は、Ultraの週間使用上限は全モデルを横断して適用されると説明しています。

Fableには別の週間上限がある

公式のサポート記事によると、Ultraには、全モデル共通の週間上限とは別に、モデルの一つであるFableの週間上限があります。Fableを多く使う場合は、全モデル共通の上限とは別に、Fableの上限にも注意が必要です。Fableの上限の具体的な数値は、ここでは確認できていません。

ここまでClaude Ultraの制限の仕組みを解説しましたが、「プランの選び方や使用量の管理に不安がある」という方は、リベルクラフトへご相談ください。

リベルクラフトでは、AIの契約形態や使用枠、APIクレジットを踏まえたコスト設計と、開発・自動化への組み込みの整理が可能です。ただ、小さく試して使用量を計測しながら広げる進め方まで設計できるため、自社の業務に合う運用が可能。

以下のリンクからまずは詳細をチェックしてみてください。

⇨リベルクラフトへの無料相談はこちら

Claude Max 20xをUltraに改名した理由と、Claude Ultraへの移行・対象範囲

制限の仕組みが分かったところで、なぜ今回、改名と制限の見直しが行われたのかを見ていきます。背景を知ると、新しい名前の意味も理解しやすくなります。

2025年4月のMax 20x

テクノエッジの報道によると、Max 20xは2025年4月に最上位プランとして登場しました。当時の上限は、5時間単位の1種類だけで、使える量はProの20倍でした。「20x」という名前は、このProの20倍という5時間単位の倍率を指していたことになります。

「何が20倍なのか」が紛らわしくなった

その後、プランの内容が変わり、上限の種類が増えました。同報道は、Max 20xからUltraへの改名理由を、プラン内容の変化で「何が20倍なのか」が紛らわしくなっていたことと説明しています。今回の仕組みでは、Ultraの使用量はProの週あたり10倍と示されています。「20x」という名前は、現在の内容と合わなくなっていたといえます。

この説明は、Claudeのサブスクリプション担当プロダクト責任者であるMike Overell氏によるものと報じられています。

改名の背景を確認しました。次に、すでに契約している人や、日本で契約する人にとって、今回の変更がどう適用されるのかを整理します。

既存契約者の移行

既存のMax 20x契約者は、Ultraへ自動的に移行し、価格は変わりません。手続きは不要です。

5時間制限の撤廃は、段階的に実施されると報じられています。既存の契約者の多くが先に対象になるとされていますが、展開がいつ完了するかは、確認できていません。

個人向けプランが対象

今回の対象は個人向けプランです。TeamプランとEnterpriseプランは別と報じられています。法人向けの契約形態では、今回の改名や制限の撤廃がそのまま当てはまるとは限りません。

日本向けの料金表示

日本向けの料金ページは、ドル表示です。テクノエッジによると、消費税10%込みの価格は、Maxが110ドル、Ultraが220ドルです。円ではなくドルで請求される点は、予算を組むときの前提になります。

Claude Codeとの関係

Claude Codeは、Pro以上の有料プランに含まれ、チャットと同じ使用枠を共有すると報じられています。Claude Codeとは、Claudeにコードの作成や修正を任せる、Anthropicの開発者向けツールです。

Claude Ultraは日本企業にどう関係するか。AI契約と使用枠の設計

ここからは、報道を踏まえた解釈です。事実として確認できているのは、個人向けプランの名称変更と、認証済みアカウントの5時間制限の撤廃、価格の据え置きです。以降の内容は、確認できた事実から考えられることとして読んでください。

個人契約を業務で使うときの線引き

今回の対象は個人向けプランで、TeamとEnterpriseは別です。このため、従業員が個人のProやMax、Ultraを契約して業務に使っている場合、会社として契約を管理できているかを確認する必要があると考えられます。知的業務(知的業務(ナレッジワーク))、つまり調査や分析、文書作成のように頭を使って成果物を作る仕事にAIを使う場面が増えるほど、誰がどの契約で、どのデータを扱っているかを会社が把握しにくくなります。個人契約を業務に使うか、法人向けの契約に切り替えるかは、社内のルールとして決めておくと運用しやすくなります。

使用枠を共有する点

Claude Codeがチャットと同じ使用枠を共有するため、開発や自動化にClaudeを組み込む場合、チャットと開発を別々に見積もると、実際の消費を読み違える可能性があります。週間の上限は残るため、使用量は週単位で計画するのが現実的です。

APIクレジットの扱い

料金ページによると、Ultraには月額分のAPIクレジットが付き、その額は月200ドル分です。Maxは月100ドル分でした。APIクレジットは、プログラムからClaudeを呼び出す場合に使えます。自社の業務システムにClaudeを組み込む検討をしている場合、プランに含まれるクレジットの額は、試作段階のコストを見積もる材料になります。ただし、クレジットの使い方や有効期間などの細かい条件は、ここでは確認できていません。

予算の見方

上位プランでも単価が割安にならない点を踏まえると、最上位のUltraを選ぶ理由は「安くなるから」ではなく、「作業が制限の区切りで止まることを避けたいから」になります。長時間AIに作業を続けさせる使い方があるかを、契約前に確認しておくとよいでしょう。ドル建てのため、円換算の費用は為替によって変わります。

Claude Ultraで誤解しやすい点。5時間制限と料金の整理

ここまでの内容を踏まえ、Claude Ultraについて誤解されやすい点を、確認できた事実に照らして整理します。

  • 「5時間制限がなくなった」は、使い放題という意味ではありません。全モデルを横断する週間上限と、Fableの別の週間上限が残ります。
  • 決済時の電話番号認証をしても、5時間制限は外れません。認証は、アカウントや支払い履歴などをもとに自動で行われます。
  • 上位プランでも、使用量が増える分だけ価格も増えるため、トークン単価は割安になりません。
  • 「20x」は、2025年4月の登場時に、5時間単位でProの20倍を指していた名前です。現在のUltraは、Proの週あたり10倍の使用量を含むプランです。
  • 撤廃は段階的に実施され、契約者でも表示の切り替えに遅れが出る場合があると報じられています。対象は、認証済みの個人向けプランのアカウントです。

Claude Ultraの報道はどこまで確かか。確認できていないことも整理

最後に、今回の情報の確かさを整理します。公式のサポート記事と料金ページで確認できた事実と、報道に基づく事実、確認できていない点は、次の表のとおりです。

区分内容出どころ
公式で確認改名、自動移行、価格据え置き、認証済みアカウントの5時間制限なし公式のサポート記事
公式で確認Ultra月額200ドル(Web購読)、Pro比で週間10倍、APIクレジット月200ドル分サポート記事、料金ページ
報道で確認改名の理由、Mike Overell氏の説明、段階的な展開、通知メール、日本向けの税込価格テクノエッジ
報道で確認発表日(10月31日、米国時間10月30日)、公式Xでの発表、Claude Codeの使用枠の共有報道

報道に頼る部分は、今後の公式発表で変わる可能性があります。

まだ確認できていないこと

  • Anthropicの公式Xの投稿の原文は、確認できていません。
  • 5時間制限の撤廃がいつ完了するかは、確認できていません。
  • 「認証済み」となる具体的な基準と、判定にかかる期間は、確認できていません。
  • 未認証アカウントに適用される一時的な制限の具体的な数値は、確認できていません。
  • モバイル経由の具体的な価格と、Freeプランの上限の具体的な倍率は、確認できていません。
  • 今回の変更がChatGPTの上位プランへの対抗だという評価は、一部の報道の見方で、Anthropicの公式の説明としては確認できていません。
  • 対象となるユーザーの数や影響の規模は、確認できていません。

まとめ

本記事の要点は、次の4つです。

  • Claudeの最上位プラン「Max 20x」は、「Ultra」に改名されました。既存のMax 20x契約者は自動で移行し、価格は変わりません。
  • Ultraは月額200ドル(Web購読)で、Proの週あたり10倍の使用量を含みます。認証済みアカウントでは、5時間ごとの制限がありません。
  • 週間の上限は残ります。上位プランでもトークン単価は割安にならないため、Claude Maxの料金体系は、使用量に比例すると考えるのが正確です。
  • 展開は段階的で、認証の具体的な基準などは確認できていません。個人向けプランが対象で、TeamとEnterpriseは別です。

Claudeの契約と使用枠の設計の相談は「リベルクラフト」

Claudeの最上位プランがUltraに変わっても、自社がどのプランを使うべきか、使用量をどう管理するか、個人契約と法人契約をどう分けるかは、判断に迷う場面が多いものです。

リベルクラフトでは、AI活用の方針づくりから、Claudeなどの生成AIを業務や開発に組み込む設計、社外にデータを出さない社内AI環境の構築、社内文書を参照して回答するRAGの仕組みづくりまでを一貫して支援しています。

  • 利用中のAIサービスの契約形態と使用枠を整理して、コストを見通せるようにしたい
  • Claude Codeやエージェントを、業務や開発に安全に組み込む進め方を相談したい
  • 個人契約と法人契約の線引きを含めて、社内のAI利用ルールを整えたい

という方は、リベルクラフトへお気軽にご相談ください。

リベルクラフト公式サイト

⇨リベルクラフトへの無料相談はこちら

AI・データの実務スキルを、ご自身で身につけたい方には、現場を知る講師のフィードバックを受けながら学べる Craft College もあります。

⇨Craft Collegeの詳細はこちら

参考情報

本記事は、Anthropicの発表を伝えた次の報道記事の内容をもとに、まとめています。

この記事を書いた人

慶應義塾大学で金融工学を専攻。 卒業後はスタートアップのデータサイエンティストとして、AI・データ活用コンサルティング事業などに従事。 その後、株式会社セブン&アイ・ホールディングスにて、小売・物流事業におけるAI・データ活用の推進に貢献。 株式会社リベルクラフトを設立し、AIやデータサイエンスなどデータ活用領域に関する受託開発・コンサルティングや法人向けトレーニング、教育事業を展開。

関連記事

無料相談